新宿に建設中のホテルのコンペ。
ネオンや看板といった雑然としたまちなかの真ん中に立つ立地、つまり足し算で作られた猥雑な周辺街並みに対し、
引き算のデザインを心がけることで、逆に目立つことを考えた。
テーマは「二面性」をテーマに表はシンプルで美しい表情とし、裏はカラフルで妖艶な印象になるように計画した。
アプローチからエントランスロビーが丸見えになるようにガラス張りとし、まちに対して開くことを提案した。
この場所からごちゃごちゃした街並みが少しづつ整理されることを目指した。
客室は1枚の板に機能を集約することでコンパクトホテルの快適性と居住性を両立させた。