御殿場にあるホテルクラッド内の温浴施設のエントラスアートウォール。
富士山が見えない温浴棟のエントランスに、壁の向こうにある富士山を想起させるよう、光で富士山のシルエットが浮かび上がるようにした。
過剰な演出になるかと心配したが、その手前には和風の大胆な木組みがあるので、それに負けない強さが必要だった。
結果、シルエットの手前にルーバーを取り付けることで、温浴のエントランスからはシルエットがはっきり見え、ホテルからのアプローチとしては、光のラインの動きがリズムをつくる壁となった。
シルエットをつくる素材は素材感のある和紙とジョリパットで仕上げた。
自然素材にこだわりテクスチャを選ぶことで、それらがより豊かな表情を生み出してくれた。
#HOTEL CLAD